ソウルの台所から

韓国で人気の料理や、家庭料理、宮廷料理などのレシピ、韓国でのできごとなどを綴ります。

冬のキムチ代表!大根キムチ(カクトゥギ/깍두기)

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お馴染み、大根のキムチです。

カリカリしていて、白菜のキムチとはまた違った魅力があります♪

発酵が進んだものは、ピクルス代わりに箸休めとしても重宝します。

韓国では、ラーメンやソルロンタン(牛骨出汁の白いスープ)などと合わせて食べることが多いです。

寒い季節の大根の方が、甘みがあってキムチ作りには適していますね。

なんでこんな季節に、、、冷蔵庫で持て余してたんですよね、大根君を😨

ぜひ、大根が甘くておいしい季節に作ってみてくださいね^^

 

【材料】

※大根  1キロ

塩   大根の2%(大根1キロには20g)

玉葱  1/2個

 

【ヤンニョム材料】

にんにく   2~3個(大1位)

生姜     小1

長葱     1/2本

韓国唐辛子  大3

えびの塩辛  大1

いわし魚醤  大1

※ステビア   小1(砂糖大1で代用可)

 

【もち粉のり 材料】

もち粉    小1(上新粉でもOK)

水      50cc

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※ステビアについて:発酵後も甘みを残して、ほんのり甘酸っぱい大根のキムチにするためにステビアを使っています。ステビアは天然の甘味料です。砂糖は乳酸菌のえさになるので、砂糖で作る場合、発酵後は甘みが残りません。

韓国の方は、ニューシュガーという名前で売られているサッカリン(人工甘味料)をキムチなどの甘み付けによく使います。サッカリンを使う場合は、極少量で強い甘みが出るので、使用量に注意してください。

入れないで作っても、もちろんおいしいです!

 

※韓国の大根は、日本の大根に比べて水分が少なく、身がしっかりしています。日本の大根は水分が多く、抜け出る水分が多くて、塩漬けの際に塩が染み込みすぎる可能性があります。塩漬けをして洗ったら、必ず味見をしてください。「少~し、しょっぱいかな?」位の塩分だと、発酵した時にちょうど良く感じられます。しょっぱすぎれば、水に漬けて軽く塩抜きしてください。塩漬けがうまくいけば、8割成功したも同然とよく言われています。(どんなキムチにも共通します。)

 

【作り方】

1.大根は洗って皮をむき、2.5cm位の角切りにします。玉葱も3mm厚位のスライスに。少し厚めがおいしいです。

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2.大根に塩をふって塩漬けします。大根の表面に塩がなじむまで、優しくまぜて下さい。30~60分漬けます。

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3.大根を漬けている間に、もち粉のりを作ります。耐熱容器にもち粉と水を入れ、だまがないようによく混ぜます。レンジに30秒かけます。よく混ぜて、もう一度レンジに30秒かけます。均一に火が通ったら、のりのできあがり。冷ましておきます。

 

4.ヤンニョムを作ります。にんにく、生姜、長葱をぶつ切りにします。唐辛子とステビア以外の材料をミキサーにかけます。(ミキサーがない時は、すりおろしてください。その場合、長葱は斜め薄切りで大丈夫です。)器にあけて、唐辛子と3ののりを入れて混ぜます。ヤンニョムのできあがりです。

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5.大根の水分が出て、角が柔らかくなってきたら、塩漬け完了です。ざるに上げて、さっと水洗い。そのまま30分ほど水切りします。すぐヤンニョムと合わせたいですが、ここで余計な水分を飛ばした方がおいしくできます。

 

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6.水を切った大根にステビア(または砂糖)をふって、よく混ぜてなじませます。4のヤンニョムと玉葱も加えて混ぜます。できあがりです!

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7.常温に置いておくと、発酵がより進みます。すぐ冷蔵庫に入れて保管すると、発酵はゆっくりと進みます。この辺りはお好みで^^

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☆POINT

・大根の皮がきれいなら、皮をむかず作ると歯ごたえが良くなります。

・キムチ作りは、塩漬けの塩梅が肝です!

・のりは、残りご飯と水をミキサーにかけたものでもOKです!

・発酵しても甘味が消えないステビアを使うと、ほんのり甘酸っぱいキムチになります。

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